プロテインバーの存在意義がわからなくなってしまったトレーニー

減量中に大量に購入してしまったプロテインバー達

プロテインバーやプロテインクッキーなどのプロテイン系お菓子、筋トレーニーなら一度や二度食べたことがあるはずです。
最近はマクロ栄養素や原材料が優秀かつ美味しいものも多く、普通のお菓子代わりに食べている人も少なくないのではないかと思います。

トレーニーは”減量期”と”減量期以外”があり、多くの場合それぞれにおける食事内容は異なります。
”減量期”であれば、基本的には脂質からの摂取カロリーを低く抑える人が多いでしょう。
しかしながら、プロテインバーに含まれる脂質量は、減量期としては「多いな」と感じるものばかりです。
1本あたりの脂質量で少ないものと言えば↓あたりでしょうか。(1本あたり脂質4[g]以下で選んでみました)

製品名 重量[g] P [g]
(たんぱく質)
F [g]
(脂質)
C [g]
(炭水化物)
[kcal]
飽和
脂肪酸
糖質 食物
繊維
NuGo Smarte Carb
(Chocolate Black Cherry)
50 18 3 1.5 22 16 6 150
inバープロテイン
グラノーラ
33 10.8 0.7 ? 17.5 16.1 0.9~1.8 117
PowerBar 52% PROTEIN PLUS
(COOKIES & CREAM)
50 26 3.4 1.9 12 ? ? 165
SOY Concept
(CACAO)
28 10.9 3.1 ? 24 1.4 5 109
MYPROTEIN
LEAN FLAPJACK
(BANOFFE)
50 10 1.7 0.3 24 5 19 155
MYPROTEIN
LEAN COOKIE
(WHITE CHOCOLATE & CRANBERRY)
50 25 3.0 1.3 16 1.0 15 193
no cow protein bar
(VANILLA CARAMERL)
60 22 4 1 25 16 9 190
Doctor’s CarbRite Diet
(chocolate brownie)
56.7 21 4 2 21 2.5 18.5 190

※糖質量は表示があればその値、なければ総炭水化物量から食物繊維量を差し引いた値としました

優秀かどうかはマクロ栄養素だけでは判断できませんが、その辺に売っているプロテインバーは大体脂質量10[g]程度入ってますから、脂質量の少なさという点ではどれも際立っています。

「脂質量を抑えたいけど、たまにはお菓子も食べたい」ときにはこれらのバーは使いどころがあると思います。
ここで言っておきたいのは、プロテインバーは、”たんぱく質含有量が多いこと”を謳ったお菓子であるわけですが、減量中のトレーニーが見るのは主に”脂質量”と”カロリー”というわけです。

。。。
一方で減量期でない場合はどうでしょうか?
個人的見解ですが、日ごろ肉を意識的に食べているトレーニーならたんぱく質量は十分足りているはずです。
例えば、鶏むね肉(皮なし)400[g]+全卵3個でたんぱく質量110[g]くらいです。そこに米とか他の主食などからのたんぱく質も加味すると体重1[kg]あたり2[g]は余裕で摂取していると思うんです。そこに多くの場合プロテインパウダーが加わります。

食が細くなくて、かつ毎日鶏むね肉を食べているような人(私のことですが)はむしろたんぱく質の摂りすぎに気を付けた方がよいのではないか、と最近思い始めたわけです。
たんぱく質摂取量が過剰になりすぎないためには、プロテインバーをばくばく食べる余地はないのです。
減量中に「今は減量中だから脂質量やカロリーを抑えるためにちょっとしか食べられない」と思っていたプロテインバーは、増量中には「プロテインバーはたんぱく質量が多すぎるからちょっとしか食べられない」になるわけです。

勿論、トレーニーでなく、運動も食事も気を使っていない人であれば日ごろのたんぱく質摂取量が足りていないケースが多いでしょうから、そういう人にはプロテインバーは有用かもしれません。肉や魚食べた方がいいと思いますが。
(というか日本の食品メーカーが作っているプロテインバーはそういう人向けに作っている印象です。逆に海外メーカーだとトレーニーをターゲットにしている感じがします。)

というわけで「プロテインバーにたんぱく質入ってなくていいな」と思った次第でした。

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